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カテゴリー別アーカイブ: 福島・山形・宮城・青森・岩手・秋田

◆ 萌黄眩しい陸奥 10 <福島> 五色沼・鶴ヶ城 ◆

 
宮城、秋田、青森、岩手、山形ときてラストを飾るのは福島県。
福島といえば、喜多方ラーメン!
…も、そうなんですけど、有名なのは白虎隊ですかねぇ。
会津磐梯山も有名。
 
その磐梯山なんだけど、私、
磐梯山近辺に沼があるなんて知りませんでした。
 
どうしてそんな物ができたかというと、やはり磐梯山の噴火なんだって。
大小200の湖や沼が点在する山というか高原があってね。
その内の数十個の沼をまとめて「五色沼」と言うそうです。
因みに、歩きやすいように舗装されているのは、
更限定された約10個の沼なんだそうですよ!
 
私が見たのは毘沙門沼。
曇り空だったので、深い緑色をしていますね。
 

 
えぇ、この五色沼。
名前からも想像がつくように、
射光加減や沼によって色が違ってみえるんですって。
 
こういう緑色って関西では見る機会が無いので
やはり新鮮です(*’-‘*)
 
 
この後に訪れたのが鶴ヶ城。
 

 
この城の名を一躍有名にしたのが白虎隊の存在でしょうね。
去年だっけ?
山下君主演で、ドラマ化されたのは。
ちゃんとポスターが貼ってありました。
 
今から20年ほど前にもドラマ化されてますよね。
私はどちらのドラマも見てないんだけど、
こっちの主題歌「愛しき日々」を聞くと切ない気持ちになります。
幼心にインプットされた印象ってなかなか消えないです。
 
それにしても、鶴ヶ城・・・というか、会津って、
「上杉」や「伊達」といった有名な武将の土地でもあったんですね。
全く知らなかったです。
 
そういえば、戦国バサラを伊達でプレイした時に
「摺上原追撃戦」っていうのがあったなぁ。
これ、まさに福島。
会津の土地を手に入れた戦いじゃないですか。
(敵は葦名ではなかったけれど)
 
うーむ。
歴史ゲームも侮れないなぁ。
 
あ!話が逸れた。
鶴ヶ城はあいにくの雨でした。
唯一、傘が必要だった場所。
 

 
場所が場所だけに雨でも、
感慨深くお城を見上げる事ができました。
 
 
 

◆ 萌黄眩しい陸奥 9 <山形> 蔵王・お釜 ◆

 
山形に入ってから天気が悪く、
雨がちらほら。
 

 
そんな訳で、今回の写真は山の上にいるにも関わらず暗め。
でも、関西ではもう見る事のない雪を見る事ができました♪
 
角館では八重桜。
山形では雪。
ちょっと得した気分?(お手軽ですねぇ)
 
さて、このお釜は蔵王のシンボルで、
どうしてお釜という名前がついたかというと、
見た通り「釜状だから」なんだそうです。
 
ベタやな~なんて思いつつも、なんだかんだ言って、
こういうベタな名前の方が親しみやすかったりするんですよね。
 
この沼。
気候や光の射し込み具合で色が変化するため、
五色沼とも呼ばれているそうですよ!
でも、基本はエメラルドグリーンなのかな?
 
湖は弱酸性なので、生物はいません。
水温が
上層部→温かい
中層部→冷たい
下層部→温かい
という、世界的に見ても珍しい・・・
いや、珍しいというか例をみない特殊双温水層なんだそうです。
 
うーん、でもガイドさんが
「それは昔の話で今は、雨や人が歩いた時に落ちてくる砂利や小石のせいで、
その水質が変わってきてる」
なんて言っていたような…(’。’;)
 
蔵王のお釜は火口湖。
噴火でできた湖なんですよね。
こういう話を聞くと、
噴火による被害にあった人たちは、
どういう気持ちでこの湖をみるんだろうな…なんて
考えてしまいます。
 
 

◆ 萌黄眩しい陸奥 8 <山形> 山寺・立石山 ◆

 
今回の旅では、何度か
松尾芭蕉の「奥の細道」という文字を目にしました。
 
松島、平泉、そして山形山寺立石山。
この立石寺は、それはもう誰もが知っている
「閑さや岩にしみ入蝉の声」という句の詠まれた場所。
 
…という事を、初めて知りました。
実は春、山形に行った時にも、電車の中からこの山寺を見ていたのです。
ちょうど、駅で電車が数分停車して、じ~っと遠くから眺めていた山寺。
 
その山寺に登った!!
と、言いたい所なんだけど、今回も遠くから眺めただけです。
スケジュールには「対岸から山寺眺望」って書いてあります。
 

 
この立石山。
山寺と呼ばれるだけあって、もちろん山の上にお寺があります。
ほえ~、あんなところにお寺が…。
 
なんて思ったんだけど、よく考えたら
比叡山延暦寺も鞍馬寺も高野山金剛峯寺も
みんな山の上でしたねぇ。
 
そう、このお寺は比叡山延暦寺の慈覚大師円仁が開いたお寺なんですよ。
だから、土産屋に「円仁さん」というお饅頭が売ってます。
 
話はそれましたが、
山の上にあるお寺にばかり目をとられて、後で気づいた
山の麓にある建物。
 

 
これは、立石寺中堂で重要文化財に指定されているそうです。
他にも、色々見るところ・・・というか、お参りする場所があるみたいですね。
ちょっと、登ってみたいかも。
 
芭蕉の詠んだ「岩にしみ入る」という風景描写がとても気になります。
 
 
山寺とは関係ないんだけど、
この山寺を見ていた場所に咲いていた撫子がとても綺麗でした(*’-‘*)
 

 

 

◆ 萌黄眩しい陸奥 7 <岩手> 平泉中尊寺 ◆

 
平泉中尊寺といえば。
義経が思い浮かぶか、金色堂が思い浮かぶか。
さて、どちらでしょう?
因みに、私は義経(笑)
 

 
このお堂はなんだったけな・・・
 
ま、忘れた事はさておき。
 
きらきらした金色堂がメインですが、私が見たかったのは中尊寺蓮。
さすがにこの時期は見られないけど。
知ってます?
中尊寺蓮。
 
金色堂に安置されている「泰衡の首級桶」から発見された蓮の種。
それが開花するんだから、種の生きようとする力強さはすごい。
遺体と一緒に置かれた蓮の種。
あの世で、この蓮の上で、生まれ変わって欲しいという願いがあるのかな?
 
一応仏教徒なんだけど、仏教の事ってくわしく知らない(ーー;)
 
そうそう。
大河ドラマで義経をする事が決まってから、
観光しやすいように道路やらなにやら色々整備したそうです。
しか~し!!
 
名古屋の愛・地球博に観光客の目がいって、
予想していたほど観光客が来なかったそうです。
 
ただ、祭りで義経役のタッキーが訪れた時には、
若い女の子が予想以上にたくさんやってきて驚いたそうです(笑)
 
種のパワーも人のパワーも凄いわ!
 
 

◆ 萌黄眩しい陸奥 6 <秋田> 角館 ◆

 
角館は、
いわゆる小京都と呼ばれる場所です。
それにしても、いつも思う事なんだけど、
小京都というネーミングは誰が考えたんでしょう??
 
発端としては、昔昔、京都をまねた町作りをしたからなんだそうです。
 

 
小京都といえば、春に行った岡山の高梁兵庫の出石もそうですね。
でも、この2つと明らかに違う事は、緑が多い。
時期的な事を避けて考えても、緑が多く木が立派。
春に来たら最高に楽しめるんじゃないかと。
 

 
川沿いも桜並木が。
ここでお弁当を広げたりお酒を飲んだりするんでしょうねぇ。
そういえば、私は川沿いで花見をした経験がないので、
新鮮だなぁ。
 
角館の伝統工芸のひとつに樺細工があります。
桜の木の皮を使った作った日用品。
この商品が!
実に私の好みど真ん中でした(*’-‘*)
 
色々欲しいな~と思って眺めてたんだけど、
結局たいした物は買わずに店を後にしました。
 
角館の自由行動時間は1時間半弱だったっけ。
もう少し時間をとって欲しかったなぁ。
まぁ、つめこんだスケジュールのツアーに申し込んだんだから、
仕方ない仕方ない。
 
 

◆ 萌黄眩しい陸奥 5 <秋田> 秘湯黒湯温泉 ◆

 
温泉のある旅館やホテルでの宿泊なので、
毎日温泉にはつかれるのですが、
ここはホテルに関係なく観光でやってきた場所です。
 
<乳頭温泉郷 たっぷり2時間の自由時間>
 
スケジュールにはこんな文字が。
確かに、このツアーで2時間も自由時間が貰えるのは珍しい。
まぁ、温泉街だしね。
2湯ほど楽しむか~。
 
なんて、気楽に思ったのが間違い。
いや、決して間違いでないんですよ。
自由時間ですから、バスから降ろされた場所から
どのくらい離れた場所の温泉を選ぶかは各自の自由。
 
だから、近くの温泉を選べば2湯は確実に楽しめるんだろうけどね。
私が選んだのは片道徒歩20分かかる
「秘湯 黒湯温泉」
 
…うん、やっぱりさ。
こんな所まできたんだから、入るなら秘湯に入りたいやん。
道も整備されてるから、歩きやすそうではあるし。
 

 
と、言うわけで。
こういう道を登ったり下ったりしながら歩きました。
夏だったらちょっとしんどいか?
でも、辿り着く場所は温泉♪
汗を気持ちよく流せるさ♪
 

 
そんなに苦なく歩き、見えてきた黒湯温泉!
おぉ、こんな温泉に入るのは初めてです。
宿泊施設もあるようですね。
 

 
ここで、入湯料500円を支払い、いざ温泉へ。
この黒湯温泉は・・・
そういえば、白いにごり湯温泉なのに黒湯って名前なんですね。
いや、そんな話じゃなくって。
 
乳頭温泉では2番目に古い温泉なんだそうです。
そして、冬になると閉まるそうです。
さすがは雪国。
 
 
さぁ!温泉につかって寛ぐか~!!
と、入っていった温泉は…湯が熱くて入るのに苦労した…。
私だけじゃなく、みんな苦労していた(笑)
みんなで水を入れて、湯の温度を調節。
そして、やっと入れるようになりました。
 
でも、それは内湯の話で、
露天風呂は腰までつかるのが精一杯でした~(><)
風景も凄くよく、開放的な露天風呂なだけに残念。
でも気持ち良かった(*’-‘*)
 
昔の日本を感じられる、情緒ある秘湯黒湯温泉。
こういう温泉もいいな。
 
あ、泉質は硫黄泉です。
お風呂はこの4つでした。
☆混浴露天風呂
☆室内男湯
☆室内女湯
☆女性専用露天風呂
 
 

◆ 萌黄眩しい陸奥 4 <秋田> 田沢湖 ◆

 
湖の写真が続きますが、
「あれ?どれが十和田湖でどれが田沢湖?」
と、悩んでしまった…。
 
見る人が見たら一目で違う事がわかるんだろうけど、
私にはさっぱりわからなかったですねぇ。
時系列で判断しました(’。’;)
 

 
田沢湖は日本で一番深度の深い湖。
世界でも17番目に深いんだって。
 
天候のせいなのか、
光の射し込む加減のせいなのか、
水の色が碧だったり、蒼だったり。
 
じっくりと湖をみる事ってそうそうないので、
なんだか不思議な感じです。
ここも水が綺麗だったなぁ。
 
 
さて。
バスツアーでまわるみちのくの旅。
席順は毎日違いました。
 
奥入瀬渓流から次に書く乳頭温泉まで。
バスでは先頭座席だったんです!
 
普通の席より、窓も大きいし、
なんて言ったって、目の前は大きなフロントガラス。
視界いっぱいに新緑を堪能できたので、
とっても得した気分♪
 
この日に、先頭座席に座れてとっても良かった(m’□’m)
 

◆ 萌黄眩しい陸奥 3 <青森・秋田> 十和田湖 ◆

 
青森県と秋田県に跨る大きな湖、十和田湖。
最大深度は日本第3位。
 

 
あんまり湖について考えた事がないんだけど、
火山の噴火で出来た産物なんですよねぇ。
小学生の授業の事なんて、もうすっかり忘れてる…。
 

 
天気も良かったので、
とっても綺麗な湖を見る事ができました。
奥入瀬はもちろんのこと、十和田湖の水もとっても綺麗!!
 

 
関西で湖といえば、琵琶湖なので、
山々に囲まれている事が見て取れる大きな湖って不思議に感じました。
いや、その方が普通なんだけどね(’。’;)
 
最後の写真は、発荷峠から見渡した十和田湖です。
 

◆ 萌黄眩しい陸奥 2 <青森> 奥入瀬渓流 ◆

 

 
今回の旅行で一番楽しかった場所。
十和田湖から続く、長さ14km奥入瀬川の渓流。
渓流にそって歩いてきました。
 

 
 
さすがに14km歩くのは時間的にも無理なので、
その中から、チョイスした距離を20分ほど歩きました。
でもね、20分でも足りない!!
って程、楽しく歩く事ができたんですよ!
 

 
え?!もう20分経ったの?!と残念に思いました。
じゃ、14km歩いてみる?と聞かれると・・・
それは大変だと思うかな・・・(’。’;)
 

 
 
さて。
写真を見てもらうと影が多いのがわかりますよね?
それほど木が多く茂ってるんですよ~。
空気も澄んでるし、滝もあちこちで鑑賞する事ができるし、
マイナスイオン出まくりです。
 

 
因みに、奥に映っている滝は銚子大滝といって、
魚の遡上を阻止してきた魚止めの滝なんだって。
 

 
川の流れる音もとっても心地良い♪
 

 
バスに乗り込む時、
「あ~気持ちよかった」やら
「ふぅ~、ゆったりした~」やら、
まるでお風呂から出た後のような感想があちこちから聞こえてきました。
 
森林浴という言葉の意味が身にしみてわかった瞬間でした(*’-‘*)
 

 

◆ 萌黄の眩しい陸奥 1 <宮城県> 松島◆

 
家を6時に出て、10時前の飛行機に乗り、
仙台空港に着いたのが11時。
前回仙台に行ったのは約2ヶ月前。
その時は18切符だったので、仙台空港にいた時間には静岡だったなぁ。
 
仙台空港でガイドさんと添乗員さんに迎えられ、
向かった先は日本三景の松島。
 

 
丹後天橋立、陸奥松島、安芸厳島、三処を奇観と為す
と、「日本国事跡考」に書いた事が発端となって知られる、
有名な場所。
 
あ、もうひとつ有名なのは
「松島や ああ松島や 松島や」
ですね(笑)
 
さて。
海の上に島が点在している情景が松島。
 

 
しまった!
その写真を撮ってなかたなぁ。
 
遊覧をしたので、
説明を受けながら、島のひとつひとつを観察。
 

 
島に白い点がたくさんみえますよね?
これは、鳥です。
ウミネコ。
 

 
船から一袋100円でえさ(かっぱえびせん)をあげられるので、
エサ目当てのウミネコをすぐそばで見る事ができました♪
あ、私はエサをあげてないです。
あげてるおばさんの近くにいて、便乗しちゃいました。
 

 
当たり前ですが、
島のひとつひとつにちゃんと名前がついているんですよねぇ。
しかも、布袋島や毘沙門島やら、よろい島、かぶと島となかなか渋い。
 

 
島の形をみてもわかる通り、
風や波に侵食されてるんですよね。
どれほどの長い年月をかけてこんな形になったんだろう?
 
そして、私が死ぬ時にはどんな形になってるんだろうなぁ。
なんて、思ったりしました(*’-‘*)
 
 
この松島を見たことによって、
日本三景を全てみたのですが、
私は安芸の宮島が現時点では一番好きです。
 
でもね、
風景の好みって年齢と共にかわってくるような気がするので、
孫を持った時にでもまた来て見たいなぁ~と思いました(m’□’m)