トークはニュアンスでお読みください。
西川主演のミュージカルについて。
★ミュージカルをやろうと思ったのは?
畑違いのだけど、1度やってみて自分がみた事のない世界を見て、
パフォーミングアートに対する考え方がかわった。
(西川みたいに)「えぇ・・・ミュージカル?・・・」みたいに思っていた人間が、
このミュージカルに触れる事によって、
「楽しいな」とか「こんな感じだったら見られるなぁ」と思ってもらえると嬉しい。
「改めてこのタイミングでやる作品なのかな」と思った時期もあったけど、
やるんだったあ思いっきり、絵本から飛び出てきたような舞台にするのが目標。
大人が見て感動できるショーにしたい。
★ミュージカルに挑む訳は?
初めてみにきたちっさな子や普段あまり見ないお年寄りの人が、
僕がやることで「見てみたいな」「面白いな」と思ってもらえれば満足。
賞が欲しいわけでもない人間がどうしてやろうと思ったかというと、
やっぱり根がついてないもんだし、自分ミュージカルに関わる事で自分が何かをうみだせる可能性がある。
じゃあ、中途半端な気持ちでやってはいけないな、と。
★共演する子供たちをみて
舞台に出るためにオーデションに出て役を獲得して・・・それにかける意気込みは「子役だから」ときりとれない。
だからこそ僕が・・・ああいう子供達ってちゃんと見てると思うんですよね。
だからこそ僕がその子達のも本になれるようにやるしかないなぁと。
★この作品について
リアリティーを追求する部分とフィクションとしておいておかなければいけない部分の狭間がこの作品の面白さ。
シリアスだったら感情の置き所は常にリアルで生のお芝居でであればあるほど心に迫ってくるものがあると思うんだけど、
こんなにばかばかいしお話にどこまでのリアルとどこまでのフィクションとしての部分をおいておけるのか、
そこを感じてもられるのか。
ここから始まるお話は絵本や御伽噺の中のお話です。
だけど、それが子供だましだったら・・・子供ってすごく敏感で子供だましの物に子供はくいついてこない。
これって難しいかなと思ったものにもちゃんとくらいついてくる。
それと同じように、お客さんをバカにしない。
そのリアルさはばかばかしいお話だからこそやっぱり必要だと思うし、
そこをちゃんと伝えられたら、思いっきり・・・コメディなのに思いっきり泣いてもらえられたらいいな。